企画力を高める22−聞き上手になる
企画力とは何か? 企画力とは、世の中や人に対してプラスになることを考え、推進する力だと考える。そうだとすれば、それは、生命力、コミュニケーション力、情報力、直観力、洞察力、発想力、構想力、読書力、課題解決力、マーケティング力、創造力、企画書力、表現力、提案力、実行力、脳力などなど、いろいろな力の集合だといってよい。この前提で、企画力を高めるための考え方や実践について考えていきたい。
●聞き上手になる
企画マンは、営業マンタイプから、相談されることが多い。営業マンは、基本的に、企画することが苦手だからだ(もちろん、そうではない営業マンはいる)。
営業マンは、基本的にはしゃべることが得意な人たちである。だから、企画マンは、聞き役になる。漫才でいえば、営業マンは、突っ込み、企画マンは受けということか。野球なら、営業マンはピッチャー、企画マンはキャッチャー。
聞き役は、もちろん、ただ聞いていればいいわけではない。自分が、相手の言うことをしっかりと理解していることがわかるコメントを返すこと、的確な質問をすること、営業マンが気づかない視点を企画マンとして提示することを行う必要がある。つまり、これは、聞き役としてのプロになるということである。
自分から相談してきたのに、寡黙な人もいたりする。そういう場合は、相手がしゃべりやすくなる質問を行い、自然に話すように導くことが必要になる。この場合は、質問のプロになる。しかし、こういう場合でも最終的には、よい聞き役になりたい。
こうして、聞き役を演じ、企画に必要な情報をしっかりと収集して、話をしていきながら情報を噛み砕く。これができると、相談してくる人の投げたボールとココロをきっちりとつかめるよいキャッチャーになれる。
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