企画力を高める18−自分と異なる人に近づく
企画力とは何か? 企画力とは、世の中や人に対してプラスになることを考え、推進する力だと考える。そうだとすれば、それは、生命力、コミュニケーション力、情報力、直観力、洞察力、発想力、構想力、読書力、課題解決力、マーケティング力、創造力、企画書力、表現力、提案力、実行力、脳力などなど、いろいろな力の集合だといってよい。この前提で、企画力を高めるための考え方や実践について考えていきたい。
●自分と異なる人に近づく
世代間格差というものがある。私の場合なら、特に団塊世代との格差を感じ続けてきたといってよい。これは、考え方が違うというより、人間としての在り方がそもそも根本的に違うのである、と今では思っている。多分、お互いにそう思っていて、反発しあうことになるのだが、ときには双方で寄り合おうと思っても、そう思ってさえうまくいかない、それほどの格差がある。
男女は、本能的にお互いを求め合うが、その在り方が根本的に異なるから、くっついたり、離れたりを繰り返すことになる。
地域性もある。これは、具体的に説明したほうがわかりやすい。大阪出身の人に、概算見積りをお願いされて、いくらからいくらですという幅でいうと、もう最低の金額でやってくれるものだと思っている。東京人には、そういう感覚はない。
営業マンとクリエイターは、まったくタイプが異なると思ってよい。営業マンはお客様が納得すればよく、クリエイターは、自分が納得できるまでやらないと気がすまない。
そのほかにもいろいろあるが、ちょっと考えても、人には、世代、性、地域、職種など、いろいろな属性を持っている。企画というのは、このいろいろな属性をもつ、人を対象にする。
だから、人とは何で、どういうふうに考え、行動するかを把握する必要がある。これは、人というものに限りなく近づく作業であるといえる。それには、自分と異なる人に近づくことである。異なる人に近付くほうが、人とはどういうものかが見えるようになる。
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