プレゼントキャンペーンの企画にあたっては、目的、ターゲットの明確化、テーマの設定、魅力的な景品・賞品の選定、応募実施要領の工夫、告知メディアの選択などをトータルに考える必要があります。
目的、ターゲット、テーマ、景品、応募方法、告知などがうまく噛み合わないと、成果を上げることができません。
ターゲットと景品の組み合わせ1つとってみても、子どもがターゲットの景品に、自動車やお米や合わないでしょう。
そして、ターゲットにきちんと告知して、認知してもらうため、告知メディアの選択と惹きつける表現も重要です。
そのほか、キャンペーン対象商品や実施企業のイメージに合っているかどうかもポイントです。ブランドロイヤリティ、企業イメージを高めるようなプレゼントキャンペーンに仕立てる必要があります。
値引きキャンペーンは、ブランドや企業イメージを落とすリスクがありますが、プレゼントキャンペーンなら、それらをアップすることができます。
細かい部分では、プレゼントキャンペーンでのプレゼントのユーザーへの差し上げ方にも、いろいろあります。
<プレゼントの差し上げ方>
・抽選プレゼント
・先着プレゼント
・もれなくプレゼント
・その場で当たる
それぞれ狙いが異なるので、実施のポイントを説明してみます。
・抽選プレゼント
応募者の中から抽選で○名様に当たるというパターンです。オープン、クローズドという形式にかかわらず、よく採用されます。
抽選プレゼントでは、よい景品、賞品が当たるので、応募者側からみるとタダでよいモノがもらえるわけで、インセンティブ性の高いやり方です。
そのため、プレゼント内容を魅力的にして、表現や応募方法でユーザーを惹き付けられれば、商品の認知促進や購入促進、ブランド力の強化に結びつけることができます。
・先着プレゼント
先着で○名様にプレゼントというパターンです。応募形式で採用されることもありますが、その場で渡すという展開が多くなります。
早期に売上を上げたい、初期に顧客獲得を多くしたい場合に行います。重点商品や戦略商品が対象で、アーリーアダプターをターゲットにして、オプションプレゼントなどで、お得感を提供したりします。
お店などが、開店時や時間限定で実施するケースもあります。先着プレゼントを実施することで店頭に行列ができれば、お店が栄えている、盛り上がりを演出することができます。
・もれなくプレゼント
応募者や参加者全員にプレゼントです。必ずもらえることをインセンティブにして、継続購入、応募、参加を動機付けます。
日頃のご愛顧に対するサービス心を込めて実施することが多くなります。
パンメーカー、ヤマザキのお皿プレゼントは人気が高く継続的に実施されているもれなくプレゼントです。少女漫画雑誌「なかよし」「りぼん」の全プレ(全員プレゼント)はかつてたくさんの少女たちを惹き付けました。
もれなくプレゼントは、抽選プレゼントや先着プレゼントに比べて、景品の数の読みが難しいのがネックです。ちょうどの数より少しあまるくらいの数を用意しないといけません。
・その場で当たる
三角クジやガラガラポン(ガラポン抽選機)を使って、その場で当たりが出たらプレゼントです。
多くは、イベントや小売店などで実施します。その場で当たるので、臨場感があります。
特賞や1等賞がでたときに、その場を盛り上げるなどの演出が必要です。早期によい賞が出てしまうと盛り上がり感がなくなってしまうので、運営には注意が必要です。
プレゼントの差し上げ方1つとっても、以上のようにやり方があるので、それぞれの特徴を理解し、目的に合わせて実施します。
私どもでは、プレゼントキャンペーン企画、ならびにプレゼントキャンペーンの企画書・提案書を作成代行いたします。特にプレゼントキャンペーン企画になれていない企業様は、ご相談ください。
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