この構造化して経営をとられるということが、
この本の最大のポイントである。
構造化とは、企業内で起こっている現象などを、
さまざまな関係としてとらえ、問題となっている部分、
つまりボトルネックを探しだし、
そこに、徹底的にこだわり解決する手法である。
いわば、問題解決志向の
フレームワークであるといえる。
この本のねらいからいえば、
このフレームワークをきちんと行うことで、
企画力、実行力がつき、
それが提案力につながるというわけである。
話としては、とてもわかりやすく、納得できる。
著者は、シンクタンクNRIのコンサルタントである。
この著者だけでなく、シンクタンクのやり方は、
戦略マトリックスをはじめ分析モデルが主流である。
この本も、そのラインにあるといえる。
なので、私のような
価値を創造することを目指す企画人からみると、
その部分に、まさに物足りない部分がでてくる。
それは、この本でとりあげられている
事例の会社にもいえるのだが、
顧客に対して、どういう価値を
提供しようとしているかという点が希薄なことである。
もっと、この部分について、着目してほしい。
その上で、事例の会社が抱えている問題とともに、
構造化の手法を使用するのである。
そうすることで、
この本自体の魅力が増加すると思う。
★4つ ★★★★☆
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