インターネットが他メディアに比較して、
そのインタラクティブ性が最大の特徴であることは、
言うまでもありませんが、
実際にそのインタラクティブなしくみやコンテンツを
十分に用意することは、
余程の規模のプロジェクトでないと
なかなか実現できるものではありませんでした。
その結果、テキストベースや多少の絵や図表は入っても、
基本的には読むだけ、見るだけで、
コミュニケーション機能としては「問い合わせる」という
サイト構造になってしまうのは、
インターネット上にあるサイトが
ほとんどそうであることを見れば、
たやすく理解できるはずです。
一方で、ビジネスの現場においては、
知らせて、コミュニケーションして、
注文を受けるという一連の作業は
小規模でも頻繁に起こっています。
私の今動いている案件をベースに考えると、
従来のHTMLベースで考えていたプロジェクトは、
規模的、作業量的、予算的に見ても、
せいぜい知らせるという機能を
満たすことでせいいっぱいのものでした。
ところが、例えば
オープンソースのXOOPSを使用することで、
この、知らせて、コミュニケーションして、
注文を受けるという一連の作業が、
規模的、作業量的、予算的に見ても、
一気に実現できるようになります。
すごいことですよね!
このようなオープンソースのブログやCMSを使用することで、
出発点が1からではなく、10から始めることができるようになった、
というイメージでしょうか。
導入前には、どのような機能を盛り込むかは、
たやすくテスト環境を作成し、試してみることができます。
ビジネス展開としては、作ることに労力をかけるのではなく、
よりよく使うことに比重を置きながら、
ビジネスを行うことができるようになります。
このことが、ブログやCMSを使うことで変わる
ビジネス形態の本質ではないでしょうか。
そして、これらのソフトが、
オープンソースで提供されているのですから、
またまたすごいことです。
このようなオープンソースの恩恵を考えますと、
なんらかの形で貢献していかなければならないと思ってしまいます。
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