そして、最終的には自分が提供したものと報酬に満足し、
相手も自分の提供した価値で満足できる、
ということを目指すことになります。
と言うのは、カンタンですが、
これがうまくいくものではありません。
どんなビジネスでもそれは多かれ少なかれあると思うのですが、
特に私のように、その都度、内容が違う、かかる時間も手間も違う、
受注型でやっている職種の場合、
なかなかどうして、うまくいかないものです。
というのも、自分が相手に対して提供したものに対する価格と、
相手が提供されたものに付ける価格は、たいていの場合違うからです。
そこで、調整なり、根回しなり、あるテクニックなど、
その時に応じて、いろいろなことをやったり、
やらなかったりすることになります。
そうやって、うまく調整し、
あるいは時には“妥協”しながらやっていくわけですが、
妥協しすぎて、ビジネスとして成立しなくなる、
ということが時たま起こります。
また、そうした理由だけでなく、
取引先の経営状態が悪くなったり、
経営方針が変わることで、
取引内容も変わるということもあります。
そうした時に、そのなくなった相手の分を埋めるために、
また新たにお客さまを開発しなければなりません。
残っていく、続いていくお客さまがいて、
失っていく、なくなっていくお客さまがいる、
これがビジネスというものでしょう。
会社員の場合でも、
給料、待遇に満足できないという理由で転職したりします。
この、新しい相手、お客さまを見つけるとき、
あるいは、転職をするとき、
自分の価値をお客さまや企業に対して示し、売ること
つまり、パーソナルマーケティングを
またやっていくことになります。
この時、以前とは経済状況や、
ビジネス的な環境が変わっていたりします。
こうして、パーソナルマーケティングは、
常に、その時の環境に合わせて変わり、
自分にとってのパーソナルマーケティングは、
進化していくことになります。
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